登山の四方山話のブログ - 無雪期の小窓尾根(剱岳)



 

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無雪期の小窓尾根(剱岳)

2014年11月27日 03時01分

ときどき、積雪期向きの尾根(=登山道なしの尾根)に、無雪期にチャレンジする方がいます。

それをときどき見るのが、剱岳の小窓尾根です。かなり藪漕ぎがあるようですが、稜線に踏跡のようなものがあるらしく、無雪期の完登の記録をときどき見ます。

しかし、以下の方は、凄い藪漕ぎに驚き、敗退しています。

★小窓尾根へ挑戦という暴挙 その② 過酷な藪漕ぎ 2014.9.26~28
http://www.yamanobori.jp/listArticle?url=11309,11310

|ここから先は滅多に人が立ち入ることのないところなの
|だだから踏み跡も時間がたつとたちどころにかき消され
|てしまうため皆無に近く自分の背丈以上の高さの藪が行
|く手を遮るような形で立ち塞がる。しかも暴力的だ。こ
|っちに向かって生えてきているため藪の先が顔に当たっ
|たりその反動でメガネを持っていかれそうになったりし
|た。ここでは目を守る意味でゴーグルを用意しておくべ
|きだろう。うんざりするぐらいの藪漕ぎが続いた中には
|潅木も入り混じっておりもはや筆舌に尽くし難い状況だ
|った。時計を確認してみるもうすぐ13時 藪の中に突入
|して3時間ぐらいだった。現在位置がつかめないので高
|度計を確認したショックだった。1845メートルたった
|200メートルぐらいしか高度を稼げてなかった。ここか
|ら先を考えるとこのペースではニードルまで行けるのか
|どうか怪しくなってきた。同時にこの重労働でかなり水
|を消費した。えらいところにきてしまったぞ。ここで即
|撤退を決意した。

本当に藪がすごかったのでしょうか。それともルートを誤っているのでしょうか。

なお、以下に「完登」の記録があります。

★剱岳 小窓尾根 平成9年(2011年)8月2~3日
http://www.yamanobori.jp/listArticle?url=43213

|眼下に池の谷の雪渓がガスの切れ間に見え隠れする。中
|島君も汗びっしょりである。かすかな踏み跡を覆いかぶ
|さる小枝を両手でかき分けながら尾根をたどって行く。
|ところどころで道は消え、見当を付けて進むと又現れる
|。無雪期に歩く人は稀であればそうかもしれない、まし
|て真夏に歩くのは変人、奇人の部類に入るのかもしれな
|い。中島君が遅れだし振り返るとはるか下の方に樹木の
|揺れからそれと分かる。頭は通り抜けるがザックが木に
|ひっかかり、体は後方に引き戻される。顔は小枝でしば
|かれ、目まで叩かれ、何時までも続くこの仕打ちに罵り
|の言葉を吐く。赤とんぼが沢山飛んでいる。木々がよう
|やく疎らになって来る頃、急坂の細尾根に差し掛かる。
|捨て縄が幾つも現れ、冬や残雪期に はザイルを使う危
|険な所としる。ガスの切れ間から対岸の早月尾根が所ど
|ころ白い斑を残しながら、濃い緑の尾根を伸ばしてゆく
|。突然前方に、白茶けた岩峰が屹立している。これがニ
|ードルとカメラを 出す。

***

小窓尾根の終点は小窓ノ王です。上記には写真がありませんが、以下の記事に小窓ノ王の肩から見た南面(左からチンネ、池ノ谷ガリー、剱尾根の頭)の写真が写っていました。

★何年か前の写真から、三ノ窓の前後など
http://www.yamanobori.jp/listArticle?url=47808

無雪期の小窓尾根は、私も登ったことがないのですが、森林限界を越えた上部は、このような素晴らしい景観を右手に見ながら登って行くことになる筈です。

無雪期の小窓尾根は、篤志家向けルートですが、一度は辿ってみたい気持ちはあります。

私は、小窓尾根を、冬に1回、GWに2回、辿っていますが、その要所(ニードルとかマッチ箱とか)を無雪期の見え方で確認してみたいなと思うわけです。

登山の四方山話 管理人


2014年11月27日 03時01分
カテゴリー : 情報種類分類:登攀 ,登山記録
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