登山の四方山話のブログ - 槍ヶ岳山行のレビュー



 

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槍ヶ岳山行のレビュー

2015年1月12日 00時09分

以下の「槍ヶ岳」山行を直前(出発前夜)に中止しました。(リーダーは自分)

  ・1月 9日(金)夜 東京⇒新穂高
  ・1月10日(土) 新穂高⇒槍平
  ・1月11日(日) 槍平⇒大喰岳西尾根から槍ヶ岳をピストン
  ・1月12日(月) 槍平⇒新穂高⇒東京

  ・参加者数:13人(平均年齢53歳、最小39歳、最大67歳)

プロセスに課題があったと理解するため、以下にそれをレビューし、今後の自分の糧とさせていただきます。

中止が直前(出発前夜)になった経緯

  • 出発の10日ぐらい前 … 予報を評価した結果は「微妙な天候」であり、「継続ウォッチ」とした。(課題1:天候判断が不適切)

  • その後 … 上記が改善されることを期待して「微妙な天候」のまま、見守り続けてしまった。(課題2:決定に遅れ)

  • 出発の2日前 … 好天でないことを予想しながら「予定どおり出発」の判断をした。(課題3:今更中止できない/したくない気持ちが起きていた)

  • 出発の1日前 … 冷静な判断をする機会が与えられたため、天候の再評価を行い「出発すべきでない天候」と判断した。

課題1:天候判断が不適切

  • 参加者の体力等を考えると、10日ぐらい前の予報の評価は、「微妙な天候」ではなく「山行不可な天候」と評価すべきだった。

  • 上記から、「現状の予報のままでは行先変更する」を最初の判断にし、変更先の検討を開始すべきだった。

課題2:決定に遅れ

  • その後、予報がほとんど変化しなかったため、決定の判断をどんどん先送ってしまった。

  • 多人数の参加者(13人)の「行先変更」であることを考えると、遅くとも4日前頃には決定すべきだった。

  • 決定は「行先変更」にし、新計画を考えるべきだった。

課題3:今更中止できない/したくない気持ちが起きていた

  • 以下の様な考えが、頭を支配していた。
 ・中止すると、メンバー12人の3連休をだいなしにする。
 ・調整に約1ヶ月を要しており、自分が使った労力を中止によりムダにしたくない。

  • 上記は、今回のレビューにより、今後、同じ轍は踏まないと思う。

山行期間の天候

以下に山行予定日(1月10~12日)の槍ヶ岳の予報を直近のヤマテン情報から引用させていただきます。

北ア南部山域 槍ヶ岳(1月 9日 12時 発表)の天気予報

北ア南部山域 槍ヶ岳(1月9日 12時 発表)の天気予報

北ア南部山域 槍ヶ岳(1月10日 12時 発表)の天気予報

北ア南部山域 槍ヶ岳(1月10日 12時 発表)の天気予報

ちなみに、「風速15m~20m」は、「風に向かって歩けなくなり、転倒する人もでる。高所での作業はきわめて危険」と表現される風の強さになります。

・風速(気象庁)

上記は予報ですが、その期間の事実も知りたいところです。しかしながら、私が知る限り、北ア南部の主稜線の天気を計測・公表している所はありません。ただし、以下の情報は参照する価値があります。

・やさしい 山のお天気教室(西穂高岳山荘の天候)

今後、同日に入山した登山者のレポートが上がれば、天候の事実が分かるかも知れませんね。

***

これまで何百回も山行の企画や実際の山行でリーダーを行ってきましたが、いつも反省することばかりです。

たぶん、今後も「完璧」だったと思うことはないでしょう。(^^;

重要なミスがあれば、自分でレビューを行うことで、再発防止を図っていきたいと思います。

登山の四方山話 管理人


2015年1月12日 00時09分
カテゴリー : 情報種類分類:安全 ,遭難対策
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